コラム
X脚とO脚は見た目の問題だけじゃない!
X脚・O脚は見た目に現れる骨格の歪みですが、実際は見た目の問題だけではありません。脚のゆがみが筋肉や関節に負担をかけ、身体の健康に影響する可能性があります。この記事では、X脚・O脚の基本や運動効果について詳しく解説します。
X脚・O脚とは
X脚・O脚は、脚の形態的異常のことであり、脚の骨格や筋肉のバランスが崩れて脚のラインが真っすぐではなくなった状態をいいます。X脚は膝が内側に寄って足首が離れるタイプ、O脚は膝が外側に開いて脚全体が弓なりに見えるタイプです。どちらも見た目の印象だけでなく、体のバランスが崩れて関節や筋肉に負担をかけてしまいます。
- X脚:両脚を揃えて立ったとき、膝はつくが足は開き、脚が内に閉じるように見える状態
- O脚:両脚を揃えて立ったとき、足はつくが膝は開き、脚が外に開くように見える状態

主な症状
脛に対して膝が外側、もしくは内側に位置することで膝の関節にストレスを与えます。X脚であれば、関節の外側に圧縮ストレスがかかることで軟骨がすり減り、内側は離開ストレスによって靭帯が引っ張られます。O脚であればその逆で、内側に圧縮ストレスがかかり外側に離開ストレスがかかります。
ゆがんだアライメントのまま膝の曲げ伸ばしを繰り返し行うことは、その動きに作用する筋肉群や関節に過剰な負荷が加わり、痛みが出ることもあります。
主な原因
X脚O脚の原因は、生理的な変形と病的な変形に大別できます。
▸生理的な変化
一般的に、乳幼児のうちは誰でもO脚の傾向があり、2歳~6歳頃には逆にX脚の傾向が見られます。その後、7歳くらいには成人に近いまっすぐな脚に近づいていきます。基本的に生理的な形状変化は左右対称であり、痛みや機能障害はありません。成長が落ち着いてくる小学校高学年~中学生以上で、X脚・O脚が残っている場合は、体の使い方の癖の習慣化が原因として考えられます。
▸病的な変化
靭帯の異常や骨の形にもともと問題があったり、骨折などの怪我が原因で変形してしまうケースが考えられます。加齢とともに膝の軟骨がすり減って関節が変形してしまったり、関節リウマチによって変形してしまったりすることがあります。
運動作用と効果
X脚・O脚はそれぞれ症状が異なるので、体の状態にあわせたアプローチが必要になります。運動によるアプローチでは、股関節周辺の筋群を中心に硬くなっている筋肉をほぐし、弱くなっている筋肉を鍛えなおしていきます。これによって関節の位置を正しく整えることができ、見た目だけではなく関節の安定性を高めることで膝や股関節の負担を軽減させることができます。
まとめ
X脚・O脚は、見た目だけでなく将来の健康にも関わる重要なサインです。姿勢を見直し、適切な運動で筋肉のバランスを整える意識を持つことで、改善を目指すことが十分に可能です。
メディカルパーソナルジムでは、トレーニングの専門家がX脚・O脚の改善に必要な運動を提供します。正しい身体の使い方を身につけ、不調知らずの快適な毎日を送りましょう!皆様からの体験のお申し込みをお待ちしております。
監修

星加 義人
(ほしか よしと)
- 医学博士
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本呼吸器学会 専門医
- 日本医師会 健康スポーツ医
呼吸器内科の専門医として、順天堂大学医学部附属順天堂医院・呼吸器内科勤務や越谷市立病院・呼吸器科医長などを経て、2016年に草加きたやクリニックを開業。
何でも気軽に相談ができる地域のかかりつけ医として、生活習慣病をはじめとした病気の予防と改善に力を入れている。
筆者

中山 雄大
(なかやま ゆうだい)
- 全米ストレングス&コンディショニング協会 ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
- 全米ストレングス&コンディショニング協会 パーソナルトレーナー
- 日本スポーツ協会公認陸上競技コーチⅠ
中学から陸上競技に取り組み、社会人時代に400mハードルで富山県記録を樹立。その後、自身の経験を活かして富山県総合体育センターでジュニアアスリートのトレーニング指導に従事。
現在は、幅広い層の方々の健康体力の維持・向上に貢献し、健康的な生活を実現できるように専門性を活かしたサポートを行っている。