コラム
年齢のせいと諦めない!変形性脊椎関節症
慢性的な首や腰の痛みを年齢のせいと我慢していませんか?変形性脊椎関節症は、脊椎の関節に繰り返し負担がかかることで起こり、姿勢や生活習慣とも深く関係しています。この記事では、変形性脊椎関節症の基本から運動効果について詳しく解説します。
変形性脊椎関節症とは
変形性脊椎関節症は、加齢や過度な負担により背骨が変形し、慢性の痛みや神経圧迫によるしびれなどを起こす疾患です。軽症なものは無症状なことも多く、病的とはいえないこともあります。
私たちの背骨は、積み木のように重なった椎骨と、その間でクッションの役割を果たす椎間板で構成されています。加齢とともにこのクッションがすり減ったり、骨の端に骨棘(こつきょく)というトゲのような突起ができたりすることで、周囲の神経や組織を刺激して痛みや違和感を引き起こします。

主な症状
変形性脊椎関節症は、最初は無症状のことが多い疾患ですが、変形が進むにつれて以下のような症状が現れます。
主な初期〜中期の症状
- 慢性的な痛み(腰痛や背中の痛み)
- 体が硬くなり、動かせる範囲が狭くなる(可動域制限)
進行した場合の症状
- 神経の根元が圧迫されることによる手足の痛みや違和感
さらに悪化した場合の症状(脊柱管狭窄症)
- 激しい痛みやしびれ(脊柱管狭窄症)
- 足に力が入らなくなる脱力感
主な原因
変形性脊椎関節症の主な原因は、加齢や過度な負担による背骨の変形です。以下のような構成で症状が進行していきます。
▸ 椎間板の衰え
背骨の間にあるクッション(椎間板)が傷んで薄くなると、骨同士の間隔が狭くなります。
▸ 関節への負担と痛み
骨同士の間隔が狭くなることで背骨の関節に過度な負担がかかり、関節症(炎症)を起こして慢性的な痛みが生じます。
▸ 骨のトゲ(骨棘)の形成
症状が進行すると、骨の端に骨棘というトゲのような突起ができ、ひどい場合には骨同士がつながってしまうこともあります。
さらに悪化すると、骨棘や肥大した骨組織が神経の通り道を圧迫し、脊柱管狭窄症を引き起こして足のしびれや歩行困難につながるケースもあります。
運動作用と効果
体を動かすと痛みが出る場合は安静が必要ですが、適切な運動をすることで予防やケアに非常に効果的です。
背骨を支える腹筋や背筋など体幹部の筋肉を鍛えることで、骨や関節にかかっていた負担を筋肉が肩代わりしてくれることで痛みを軽減してくれます。また、ストレッチなどで関節の動く範囲を広げたり、維持したりすることで、体全体のスムーズな動きにつながり、特定の関節に集中していた負担を分散させることが期待できます。
まとめ
変形性脊椎関節症は、主に加齢が原因で起こる背骨の変形です。一度変形した骨を完全に元の形に戻すことは難しいですが、適切な運動を取り入れて、症状を悪化させないように上手く付き合っていくことが大切です。
メディカルパーソナルジムシープスでは、医療機関と連携し、トレーニングの専門家が変形性脊柱関節症の症状にあわせた運動を提供します。「もう歳だから」と諦める前に、新しい習慣を始めてみませんか?皆様からの体験のお申し込みをお待ちしております。
監修

星加 義人
(ほしか よしと)
- 医学博士
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本呼吸器学会 専門医
- 日本医師会 健康スポーツ医
呼吸器内科の専門医として、順天堂大学医学部附属順天堂医院・呼吸器内科勤務や越谷市立病院・呼吸器科医長などを経て、2016年に草加きたやクリニックを開業。
何でも気軽に相談ができる地域のかかりつけ医として、生活習慣病をはじめとした病気の予防と改善に力を入れている。
筆者

中山 雄大
(なかやま ゆうだい)
- 全米ストレングス&コンディショニング協会 ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
- 全米ストレングス&コンディショニング協会 パーソナルトレーナー
- 日本スポーツ協会公認陸上競技コーチⅠ
中学から陸上競技に取り組み、社会人時代に400mハードルで富山県記録を樹立。その後、自身の経験を活かして富山県総合体育センターでジュニアアスリートのトレーニング指導に従事。
現在は、幅広い層の方々の健康体力の維持・向上に貢献し、健康的な生活を実現できるように専門性を活かしたサポートを行っている。
