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ランナー必見!シンスプリントの基本

シンスプリントは、ランニングやジャンプ動作などを繰り返し過度に行った場合に発症しやすい障害で、運動中や運動後にすねの内側の筋肉に痛みや腫れが出ます。痛みや腫れを放置したまま運動を続けると重症化して疲労骨折となる可能性もあるため、適切に対処をする必要があります。この記事では、シンスプリントの基本や運動効果について詳しく解説します。

シンスプリントとは

シンスプリントは脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれ、すねの骨にくっついている骨膜が炎症を起こして痛みが発症する障害です。運動時や運動後に、ふくらはぎの下1/2~1/3の内側の筋肉が炎症を起こして痛みます。オーバーユース症候群(使い過ぎによる慢性的な障害)のひとつでもあり、中・長距離ランナー、サッカーやバスケットボールなどの走る・跳ぶ運動を繰り返すスポーツ選手に多くみられます。

主な症状

シンスプリントを発症すると、すねに痛みなどが起こります。徐々に症状が起こり、下腿内側の運動時痛、圧痛、患部の腫れが主な症状です。

シンスプリントの症状は、下記の4ステージに分けられます。

▸ ステージ1

運動後にのみ痛みがある。

▸ ステージ2

運動前後に痛みはあるが、軽い運動で痛みは消失する。

▸ ステージ3

運動中に痛みがあり、パフォーマンスが低下する。

▸ ステージ4

慢性的に痛みがあり、日常生活においても支障が生じる。

主な原因

シンスプリントは、すねの骨に繋がっている骨膜(ひらめ筋などの付着部)への過剰な負担によるオーバーユースが原因です。

下記のような要因が重なると、骨膜にかかる負担がさらに増加します。

  • 運動量や質の急激な増加
  • 偏平足など、足のアライメントの異常
  • 運動環境(サーフェスの環境や道具の使用状態など)

運動の作用と効果

シンスプリントは過労性の障害なので、運動量や質が過負荷になりすぎないようにコントロールする必要があります。ですが、運動を休んで安静にするということではなく、リハビリ的な運動によって症状を起こさないように予防することができます。

同じ動作を繰り返すことで同じ部位に過度な負担がかかっているため、疲労している部位をストレッチしたり、使いすぎている部位とは逆に使わなくなっている部位を積極的に動かしたりしていきます。下肢の筋力や柔軟性の向上によって、脛骨への負担軽減や運動の動作効率の向上に繋がるので、日ごろからのトレーニングが重要です。

まとめ

シンスプリントは、運動による反復的なストレスによってすねの内側に痛みが出る障害です。症状を起こさないために、運動量の質と量をコントロールすることが重要です。また、痛みや腫れを放置することで疲労骨折にも繋がる可能性があるので、症状がある場合はまず適切な治療を受けましょう。

メディカルパーソナルジムシープスでは、専門的なトレーナーがシンスプリントの予防に役立つ運動指導を提供しています。個々の症状に合わせたトレーニングを通じて、快適な生活をサポートします!皆様からの体験のお申し込みをお待ちしております。

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