コラム
側弯症とは?早期対策で進行を食い止める!
側弯症は、脊柱が左右に曲がってしまう病気です。原因がわからない特発性側弯症が最も多く、思春期の発症が多くみられます。症状の進行具合によっては健康に支障をきたす可能性があるため、早期の発見と対策の必要があります。この記事では、側弯症の基本や運動の効果について詳しく解説します。
側弯症とは
側弯症とは、本来は後から見るとまっすぐな脊柱が左右に曲がってしまう病気です。弯曲の大きさは、上下で最も傾いている背骨同士のなす角度で判断されます。この角度が10度以上ある場合は側弯症と判断され、40~50°以上になると手術が必要と判断される角度になります。
痛みなどの症状を出すことはまれですが、進行することで健康に影響を及ぼすような障害を引き起こすことがあります。

主な症状
側弯症は、通常は小児期にみられる脊柱変形を指します。左右の肩の高さの違い、肩甲骨の突出、腰の高さの非対称、胸郭の変形、肋骨や腰部の隆起などの変形を生じます。側弯が進行すると、腰背部痛や心肺機能の低下をきたすことがあります。
主な原因
側弯症は、大きく分けて構築性側弯症と機能性側弯症に分けられます。
構築性側弯症
原因は様々なものがあります。その中でも特発性側弯症が全側弯症の80%を占め、最も発症割合が多くなります。特発性という言葉は原因がわからないという意味があり、今のところはっきりとした原因がわかっていない側弯症です。
機能性側弯症
背骨自体に原因はなく、背骨以外の原因を除去することにより軽減できる側弯症のことです。例えば、習慣的な姿勢不良、腰椎椎間板ヘルニアなどの痛みによるもの、骨盤の傾きによるものなどが原因として含まれます。
運動の作用と効果
機能的側弯症の原因の1つとして、普段の姿勢が影響している可能性があります。日常生活の中でイスに座るときの姿勢、寝ているときの姿勢、テレビを見るときの姿勢など、普段の積み重ねによって脊柱の弯曲が強くなる可能性があります。
このような場合は、運動よって筋力や柔軟性などが向上することで姿勢改善の効果が期待でき、機能的側弯症の対策になります。すでに側弯症の症状がある場合は、背骨の捻じれや曲がる方向は人によって異なるので、専門家の指示のもと運動療法に取り組みましょう。
まとめ
側弯症とは、背骨が左右に曲がってしまう状態の病気です。多くは原因が不明で思春期に発症します。進行すると健康に影響を及ぼす障害を引き起こすことがあるので、早期発見と対策が必要になります。
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