コラム
気づいた時がはじめどき!生活習慣の改善
生活習慣病は、高血圧・糖尿病・肥満などの生活習慣が関係している疾患のことをいいます。逆を言えば、生活習慣次第で防ぐことができる疾患ともいえます。この記事では、生活習慣病についての基本と運動効果について詳しく解説します。
生活習慣病とは
生活習慣病とは、食習慣・運動習慣・喫煙・飲酒など、健康とは言えない生活習慣が関係している疾患のことです。発病後の経過は、生活習慣によって大きく左右されることが少なくないため注意が必要です。
生活習慣病は、かつて成人病と呼ばれていました。ですが、これらの疾患は生活習慣の改善により予防が可能で、成人でなくても発症の可能性があることがわかってきました。疾患の早期発見や治療のみに重点をおくのではなく、生活習慣の改善を重点においた対策を推進するために、新たに導入された概念が生活習慣病となります。

主な症状
生活習慣病とされている高血圧・脂質異常症・糖尿病などは、初期症状のみられることがほとんどなく、症状が出たときにはすでに進行している可能性があります。症状が進行して重症化すると動脈硬化が進み、狭心症・心筋梗塞・脳卒中・肝臓病・がんなどの重大な疾患の発症に繋がります。
主な原因
疾患に関わる要因は、病原体(細菌やウイルスなど)や有害物質などの環境に関する要因や、何らかの疾患にかかりやすい体質が引き継がれる遺伝的な要因があります。
この他にも食習慣・運動習慣・飲酒・喫煙といった生活習慣に関わる要因も、多くの疾患に深く関わっていることが明らかになっています。生活習慣病はこれらの三要因のうち、生活習慣に関わる要素が強い疾患をまとめて言いあらわした総称です。
運動の作用と効果
生活習慣病の予防・改善には、適度な運動を継続することが重要です。運動をすると体内の血液が循環することで、心臓の活動が活性化して心肺機能が向上します。その結果、高血圧や動脈硬化を予防し、脳卒中・心筋梗塞・狭心症などの予防になります。
また、運動をするために糖がエネルギーとして消費されることから血糖値が下がり、糖尿病の対策としても有効です。この他にも効率的な脂肪の燃焼や免疫機能の向上など、運動には様々な効果が期待できます。
まとめ
生活習慣病は、気づいたときから予防・改善に取り組むことが可能な疾患です。小さな生活習慣の積み重ねが、将来の健康に大きな影響を与えます。生活習慣について今からできることを考えて、少しずつ改善していくことが重要です。
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