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筋膜リリースで正しく身体メンテナンス!

健康や美容の分野でも耳にする筋膜リリース。正しいやり方や具体的にどのような効果があるのかを知り、うまく活用することで身体のセルフケアに役立てることができます。この記事では、筋膜リリースについて詳しく解説します。

筋膜リリースとは

筋肉を包む膜である筋膜は、本来は柔らかい組織です。しかし、同じ姿勢を長時間続ける、怪我などによって身体の一部に負担がかかる、運動不足やストレスが続くなど、様々な要因で筋膜の硬さや癒着を生じると、こりや痛みなど不調の原因となります。

筋膜リリースとは、筋膜をほぐして柔軟性や可動域を向上させる方法です。筋膜を適切にリリースすることで、血流の改善・姿勢の矯正・痛みの軽減などの効果が期待できます。

最近では、筋・腱・靭帯・皮下組織などの線維性の構造をファシアと呼び、このようなリリース方法をファシアリリースとする考え方もあります。

主な効果

組織の機能回復を図るため、物理的な圧迫や刺激を加えて筋膜の乱れを取り除くことで、以下のような効果が得られます。

  • 血流促進:筋膜が柔らかくなることで血流が良くなり、疲労回復が早まる。
  • 柔軟性の向上:関節の可動域が広がり、ケガの予防につながる。
  • 姿勢の改善:猫背や反り腰など、姿勢不良の改善が期待できる。
  • 痛み軽減:肩こりや腰痛などの緩和に役立つ。
  • むくみ解消:リンパの流れがよくなり、余分な水分や老廃物が排出されやすくなる。

本来は、両手を使って皮膚表面や膜同士を引き剥がしたり、手のひらでこするようにマッサージしたり、専門家による高度な技術が必要とされます。そのような技術をセルフで実施できるようにしたフォームローラーやマッサージガンなども見かける機会が増えてきました。

セルフでできるやり方

▶ フォームローラーを使う方法
おすすめの部位は、背中・お尻・太もも・ふくらはぎなど、表面にある大きな筋肉です。フォームローラーを床に置いてほぐしたい部位をローラーに乗せ、体重をかけながらゆっくり転がしていきます。勢いはつけず、痛気持ちいい程度の圧をかけながら30秒~1分ほどゆっくりと動かしましょう。

▶ ボールなどを使う方法
おすすめの部位は、首・肩・足裏など、細かな筋肉やピンポイントでほぐしたい筋肉です。硬式テニスボールやマッサージボールを凝っている部分にあて、じんわり押しながらほぐしていきます。強く押しすぎず、リラックスしながら30秒ほどかけてゆっくりと圧をかけていきます。

実施上の注意点

  • 痛すぎる場合は無理をしない
  • ひとつの部位を長時間やりすぎない
  • 深呼吸しながらリラックスして行う
  • 身体が温まっている入浴後や運動後に行うとさらに効果的

悪性腫瘍、皮膚の開いた傷、縫合した傷、全身・局所の感染時などは筋膜リリースの禁忌となります。また、筋膜リリースで痛みが強くなる場合などは、筋膜リリースを一旦やめて病院を受診しましょう。

まとめ

筋膜リリースは、セルフでもできて身体の調子を整えるのに便利な方法です。特にデスクワークやスマートフォンの使いすぎが気になる方にはおすすめです。

メディカルフィットネスシープスでは、パワープレートやトリガーポイントなどの機器・アイテムを活用しながら筋膜リリースを取り入れています。正しいトレーニングと身体ケアで快適な生活をサポートします!皆様からの体験のお申込みをお待ちしております。

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