コラム
偏頭痛は運動で悪化する?薬に頼らない生活習慣
ズキズキと脈打つような痛み、光や音がつらく感じる不快感など、日常生活に大きな支障をきたす、偏頭痛に悩まされている方は少なくありません。しかし、偏頭痛は日々の生活習慣を見直すことで、薬に頼らず症状をコントロールできる場合もある疾患です。この記事では、偏頭痛の基本知識から運動効果について詳しく解説します。
偏頭痛とは
偏頭痛は、頭の片側または両側のこめかみ付近にズキズキと脈打つような痛みを繰り返す特徴があり、症状によっては吐き気を伴うこともあります。発作の頻度は、月に1~2回程度の人や、週に1~2回起こる人もいます。いったん痛み出すと、日常生活や仕事に影響を与えることも少なくありません。
偏頭痛は女性に多い傾向があり、男女ともに10代以降から増え始めます。50代以降になると次第に減少し、70代以降で悩む人は比較的まれになります。

主な症状
偏頭痛の代表的な症状は次の通りです。
- 頭の片側または両側がズキズキと脈打つような強い痛み
- 吐き気や嘔吐
- 光や音に過敏になる(随伴症状)
- 体を動かすことで痛みが悪化してしまう
また、ストレスのある状態が続いたあと、一段落ついたタイミングで頭痛が起こることもあります。頭痛は、数時間程度でおさまる場合もあれば、数日間続くこともあります。
主な原因
偏頭痛の明確な原因は完全には解明されていませんが、脳の血管拡張や神経の炎症反応が関与していると考えられています。これらを引き起こす要因として、以下のようなことが挙げられます。
- ストレスや睡眠不足
- 肩こり
- 気圧や天候の変化
- 特定の食品(チョコレート、アルコールなど)
日々の生活の中で、症状を誘発している要因が何かを意識してみましょう。原因を把握し、できることから予防対策を行うことが大切です。
運動効果と作用
適度な運動は、偏頭痛の予防に効果的です。特に、適度な有酸素運動は偏頭痛の発症頻度を減少させる効果が期待できます。ですが、症状が出ているときに無理をすると、かえって痛みが強くなることもあります。調子のいい日はやりすぎないようにし、調子の悪い日は適度に休むなど、強度をコントロールしながら行いましょう。
また、有酸素運動だけでなく、筋力トレーニング(特に首・肩・上肢)も偏頭痛を抑制に効果的とされています。継続しやすいトレーニング方法を選択して、生活習慣に取り入れていきましょう。
まとめ
偏頭痛は、ただの頭痛ではなく日常生活に影響を及ぼす神経疾患です。生活習慣の見直しや適度な運動を取り入れ、自分に合った予防法を見つけることが大切です。症状が強い場合や頻繁に起こる場合は、医療機関を受診し専門家に相談しましょう。
メディカルパーソナルジムシープスでは、医療機関と連携し、トレーニングの専門家が偏頭痛の症状にあわせたトレーニングを提供します。運動を通じて、偏頭痛と上手に付き合うためのサポートをいたします!皆様からの体験のお申し込みをお待ちしております。
監修

星加 義人
(ほしか よしと)
- 医学博士
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本呼吸器学会 専門医
- 日本医師会 健康スポーツ医
呼吸器内科の専門医として、順天堂大学医学部附属順天堂医院・呼吸器内科勤務や越谷市立病院・呼吸器科医長などを経て、2016年に草加きたやクリニックを開業。
何でも気軽に相談ができる地域のかかりつけ医として、生活習慣病をはじめとした病気の予防と改善に力を入れている。
筆者

中山 雄大
(なかやま ゆうだい)
- 全米ストレングス&コンディショニング協会 ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
- 全米ストレングス&コンディショニング協会 パーソナルトレーナー
- 日本スポーツ協会公認陸上競技コーチⅠ
中学から陸上競技に取り組み、社会人時代に400mハードルで富山県記録を樹立。その後、自身の経験を活かして富山県総合体育センターでジュニアアスリートのトレーニング指導に従事。
現在は、幅広い層の方々の健康体力の維持・向上に貢献し、健康的な生活を実現できるように専門性を活かしたサポートを行っている。
