コラム
メタボ改善に生活習慣を見直そう!
運動不足や食べすぎなど、身体に負担がかかる習慣が影響して発症する生活習慣病が内臓脂肪を蓄積し、病気にかかるリスクを高めます。この記事では、メタボリックシンドロームの基本から、予防や改善に役立つ運動の効果について詳しく解説します。
メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドロームは、肥満のなかでも内臓周りに脂肪がたまって腹囲が大きくなる内臓脂肪型肥満に、高血圧・高血糖・脂質異常症など(生活習慣病)が組み合わさることで、心臓病や脳卒中などになりやすい病態を指します。
心臓病と脳卒中は、いずれも動脈硬化が原因となって起こることが多いとされています。動脈硬化を起こしやすくなる生活習慣病は、単独でも動脈硬化を進行させますが、複数の生活習慣病が組み合わさることで、心臓病や脳卒中の危険性が高まることがわかっています。

主な症状
メタボリックシンドロームになっても、何かの自覚症状が表れるわけではありません。しかし、体型的な変化(腹囲の増加)や血圧・血糖値・中性脂肪値に異常が現れ、それらが病気を疑う判断基準となります。
主な原因
メタボリックシンドロームの考え方には様々あり、国によっても異なります。その中で日本では内臓脂肪を基盤とした考え方を採用しています。
▸ 内臓脂肪の蓄積
過栄養と運動不足によって内蔵脂肪が蓄積されます。つまり、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが悪くなっている状態を指します。体内の脂肪細胞に中性脂肪が過剰に蓄積されてしまうと、細胞の体積が膨らみます。こうした腹部の脂肪細胞の肥大化が内臓肥満を招き、生活習慣病を引き起こします。
▸ 喫煙
タバコを吸う人は、メタボリックシンドロームに関係のある内臓脂肪蓄積・高血圧・脂質異常症・高血糖になりやすいといわれています。
運動の作用と効果
メタボリックシンドロームでは、まずエネルギー消費量を増やすことが重要です。そのため、有酸素運動によるプログラムを中心に行い、エネルギー消費量を増加させましょう。筋力トレーニングも合わせて行うことで運動効果が高まります。
▸ 有酸素運動
歩行、ジョギング、自転車など、個人の状況に合わせて行いましょう。肥満の改善には減量の必要がありますが、生活全体の中で、消費エネルギー量が摂取エネルギー量を上回る必要があります。運動施設でのまとまった運動も重要ですが、日常生活の中で活動的でいることも重要です。
▸ 体幹・下肢のトレーニング
有酸素運動を効率的に行うために、下肢・体幹を優先的にトレーニングして行いましょう。また、トレーニングによって筋量が増えることで基礎代謝量が増加し、減量の効果が高まります。
まとめ
メタボリックシンドロームは、単に太っていることや腹囲が大きいという意味ではなく、生活習慣病が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病態のことを指します。
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