NEWS

コラム

いつまでも歩ける体に!膝の健康を守ろう!

変形性膝関節症は、中高年層に多くみられる関節疾患のひとつです。症状によっては、階段の上り下りや正座などの日常生活に支障をきたすことがあります。この記事では、変形性膝関節症の基本から運動効果まで詳しく解説します。

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症は、関節のクッションの役割を果たす軟骨がすり減ることで、痛みや関節の変形を引き起こす疾患です。軟骨がすり減るとその下にある骨が露出し、関節のすき間が狭くなります。その結果、骨の端に棘のような突起が形成されたり、骨と骨が直接こすれることで痛みが生じたりします。

主な症状

変形性膝関節症の主な症状は、膝の痛みと水がたまることです。高齢者になるほど発症率は高くなり、男性よりも女性に多く見られます。初期症状では、立ち上がりや歩きはじめなどの動きはじめに痛みがでますが、安静にしていれば痛みはとれます。症状が進むと正座や階段の上り下りが困難となります。末期になると安静にしていても痛みがとれず、膝が真っすぐ伸びずに歩行が困難になります。

主な原因

変形性膝関節症の原因は、関節軟骨の老化によることが多いとされています。関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、使い過ぎによってすり減ることで関節が変形します。また、肥満など体重変化の影響による膝へのストレス増加が発症に関与します。

この他にも、靭帯損傷・半月板損傷・骨折などこれまでの外傷や、化膿性関節炎など感染の後遺症として発症することがあります。

運動作用と効果

関節軟骨のすり減りを抑えるために、関節を支える筋肉を強化していきましょう。太ももの前やお尻の筋肉が関節の安定性には特に重要です。また、膝関節を支える筋肉の強化だけではなく、動きをよくするためのストレッチや体操なども取り入れていきましょう。

肥満など過度な体重によって膝にストレスがかかっている場合は、適切な運動習慣を身に着けて身体組成の改善を目指していきましょう。

まとめ

変形性膝関節症は、関節軟骨の使い過ぎや弾力性の低下によって発症することが多い疾患です。軟骨の健康を守るためには適切な運動が勧められます。ただし、症状は人によって異なるので詳しい運動内容は専門家と相談し、適切な運動習慣を身に着けましょう。

メディカルパーソナルジムシープスでは、トレーニングの専門家が個々の症状にあわせたトレーニングを提供します。膝関節をはじめとする関節の健康を保ち、快適な生活を過ごすためのサポートをいたします!皆様からの体験のお申し込みをお待ちしております。

監修

医師

星加 義人(ほしか よしと)

・日本内科学会認定内科医・日本呼吸器学会専門医・日本医師会健康スポーツ医

呼吸器内科の専門医として、順天堂大学医学部附属順天堂医院・呼吸器内科勤務や越谷市立病院・呼吸器科医長などを経て、2016年に草加きたやクリニックを開業。

何でも気軽に相談ができる地域のかかりつけ医として、生活習慣病をはじめとした病気の予防と改善に力を入れている。

 

筆者

トレーナー

中山 雄大(なかやま ゆうだい)

・CSCS・NSCA-CPT・日本スポーツ協会公認陸上競技コーチⅠ

中学から陸上競技に取り組み、社会人時代に400mハードルで富山県記録を樹立。その後、自身の経験を活かして富山県総合体育センターでジュニアアスリートのトレーニング指導に従事。

現在は、幅広い層の方々の健康体力の維持・向上に貢献し、健康的な生活を実現できるように専門性を活かしたサポートを行っている。

 

カテゴリー