コラム
ランナー膝とは?腸脛靭帯炎をチェック!
「ランニングや長時間の歩行で膝の外側が痛む…」そんな経験はありませんか?それは腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)が原因かもしれません。初期は弱い痛みや違和感で済みますが、対応せずにいると痛みが強くなります。この記事では、腸脛靭帯炎の基本と運動効果について詳しく解説します。
腸脛靭帯炎とは
腸脛靭帯炎は、太ももの外側に位置する腸脛靭帯と、膝の外側の骨との摩擦によって炎症が起こることで痛みが生じます。特にランニングによる膝障害の代表といわれており、別名「ランナー膝」とも呼ばれています。膝の曲げ伸ばし動作が繰り返されると痛みが発生するのが特徴です。

主な症状
腸脛靭帯炎の主な症状は、走行時や歩行時に脚に体重が乗ると膝の外側に痛みが発生します。また、ランニングの量やスピードに応じて痛みが強くなる特徴があります。初期症状では運動中や運動後に痛みますが、安静時には痛みは消失します。しかし、運動を再開すると痛みが再発することが多く、症状が悪化すると安静時にも痛みを感じるようになります。
主な原因
腸脛靭帯炎の主な原因は、膝の曲げ伸ばし動作を過度に繰り返すことです。腸脛靭帯と膝の外側の骨がこすれて炎症を起こし、痛みが発生します。過剰なランニングの時間や距離など、使い過ぎによってたくさんの負荷がかかることに大きく関係しています。
また、トレーニング前のウォーミングアップ不足、硬い路面などのランニング環境、下肢のアライメント(O脚などの骨格の問題)など、さまざまな要因が腸脛靭帯炎に関わってきます。
運動作用と効果
O脚など下肢のアライメントの問題がある人や姿勢の崩れがある人は、アライメントや姿勢を改善するためのエクササイズを行い、腸脛靭帯にかかるストレスを軽減させる必要があります。
また、ランニング時において、つま先が外側を向いたり体が横に傾いたりするランニングフォームになっている人は注意が必要です。ランニングフォーム改善のための練習や、体幹部および股関節周辺を筋力強化するトレーニングで、症状を起こさないための対策をしましょう。
まとめ
腸脛靭帯炎は、特にランニングをする人に多いトラブルですが、原因を理解し正しく対処できれば予防や改善が可能です。身体と上手に付き合いながら、やりすぎないようにランニングの時間と距離に十分注意しましょう。
メディカルパーソナルジムでは、トレーニングの専門家が腸脛靭帯炎の症状にあわせたトレーニングを提供します。膝の健康を保ち、快適な生活を送るためのサポートをいたします!皆様からの体験のお申し込みをお待ちしております。
監修

星加 義人
(ほしか よしと)
- 医学博士
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本呼吸器学会 専門医
- 日本医師会 健康スポーツ医
呼吸器内科の専門医として、順天堂大学医学部附属順天堂医院・呼吸器内科勤務や越谷市立病院・呼吸器科医長などを経て、2016年に草加きたやクリニックを開業。
何でも気軽に相談ができる地域のかかりつけ医として、生活習慣病をはじめとした病気の予防と改善に力を入れている。
筆者

中山 雄大
(なかやま ゆうだい)
- 全米ストレングス&コンディショニング協会 ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
- 全米ストレングス&コンディショニング協会 パーソナルトレーナー
- 日本スポーツ協会公認陸上競技コーチⅠ
中学から陸上競技に取り組み、社会人時代に400mハードルで富山県記録を樹立。その後、自身の経験を活かして富山県総合体育センターでジュニアアスリートのトレーニング指導に従事。
現在は、幅広い層の方々の健康体力の維持・向上に貢献し、健康的な生活を実現できるように専門性を活かしたサポートを行っている。