コラム
運動でコレステロールを整えよう!
脂質異常症は放置すると動脈硬化を進行させ、心疾患や脳卒中などの深刻な疾患を引き起こす可能性があるため、早期の管理が非常に重要です。この記事では、脂質異常症の基本から、予防や改善に役立つ運動の効果について詳しく解説します。
脂質異常症とは
脂質異常症とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)の値が正常範囲を超えて高くなったり、低くなったりした状態を指します。具体的には、総コレステロール、中性脂肪、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高すぎる、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が低すぎる場合に脂質異常症と診断されます。
脂質異常症は、自覚症状がないため気づかないことが多いですが、進行すると動脈硬化を引き起こし、心疾患や脳卒中のリスクが高まるため、早期発見と適切な対策が非常に大切です。

主な症状
脂質異常症自体には目立った症状がないため、健康診断などによる定期的な血液検査が必要です。脂質異常症が進行して動脈硬化を引き起こすと、以下のような症状が現れることがあります。
- 胸痛(狭心症や心筋梗塞の前兆)
- めまいやしびれ(脳卒中の前兆)
- 息切れや動悸(心臓に負担がかかっている症状)
主な原因
脂質異常症の原因にはさまざまな要因がありますが、特に生活習慣が大きな影響を与えます。
▶ 食生活の乱れ
高脂肪・高カロリーの食事や、過剰な糖分摂取が脂質異常症の原因になります。特にトランス脂肪酸や飽和脂肪酸を多く含む食品は、悪玉コレステロールを増やす原因となります。
▶ 運動不足
運動不足は善玉コレステロールを減少させ、悪玉コレステロールの増加を促します。
▶ 肥満
体内の脂肪が増えると血液中の脂質バランスが乱れやすくなります。特に内臓脂肪が多いと脂質異常症のリスクが高まります。
▶ 遺伝的要因
脂質異常症には遺伝的な要因も関与します。家族に脂質異常症の人が多い場合は脂質異常症になりやすい傾向があります。
運動の作用と効果
脂質異常症の予防、改善には、適度な運動が非常に効果的です。
▶ 悪玉コレステロールの低下 → 血管の健康維持
ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど、有酸素運動は悪玉コレステロールを減らす効果があります。定期的な運動によって血液中の脂質バランスを整えることができます。
▶ 善玉コレステロールの増加 → 脂質異常症の予防
適度な運動は善玉コレステロールを増加させます。善玉コレステロールは血管壁に付着した余分な脂肪を取り除き、動脈硬化を防ぐ働きがあります。
▶ 中性脂肪の低下 → 健康的な脂質バランスの維持
有酸素運動や筋力トレーニングは中性脂肪を減少させ、健康的な脂質バランスを保つために効果的です。
▶ 体重管理 → 脂質異常症のリスク軽減
体重を減らすことは、脂質異常症の予防や改善に非常に有効です。運動によってカロリー消費を促進し、体脂肪を減らすことで血中の脂質バランスが改善されます。
まとめ
脂質異常症は自覚症状がないまま進行することが多いため、定期的な血液検査による早期発見と、生活習慣の見直し、特に運動習慣を身につけることが脂質異常症の予防や改善に大きく貢献します。
メディカルパーソナルジムシープスでは、運動習慣の定着や食事のアドバイス、体重管理のお手伝いを通じて脂質異常症の予防や改善をサポートします。一緒に健康的な生活を目指していきましょう!皆様からの体験のお申し込みをお待ちしております。