コラム
エアコンで足元冷えてないですか?
厳しい暑さの続く夏になると職場などでエアコンが効きすぎており、足元の冷えやむくみにお悩みの方がいらっしゃいます。この記事では、冷えやむくみに関する基本から、改善に役立つ運動の効果について詳しく解説します。
足の冷え・むくみ
デスクワークや立ち仕事など、長時間にわたって同じ姿勢を取り続けている状態は血行不良へとつながり、足の冷えやむくみの原因となります。夏場のエアコンが効きすぎている環境では、足元に冷気がたまって足の冷えやむくみを助長します。

冷え・むくみの原因
人間の末梢神経は、体性神経と自律神経に分けられます。自律神経は呼吸・循環・消化などに関わり、自分の意思とは無関係に働いています。自律神経には体温を一定に保つために血流量を変化させる機能があり、寒さを感じると熱が奪われないように血管を縮めて熱が外に放出されにくい状況を作ります。
また、足は身体の中で最も心臓から離れており、他の部位と比較して血流が滞りやすい部位です。重力の影響で足から心臓に向かう血流は滞りやすくもなることから、冷えやむくみを起こしやすい部位といえます。
冷え・むくみになりやすい方
- デスクワークなど長時間にわたって同じ姿勢を取り続けている職種の方
- 筋肉量が少なく運動習慣がない方(特に女性)
- 生活リズムが不規則で自律神経が乱れやすい方
- 湯船に浸からずシャワーだけで済ませている方
外気との温度差が大きいと体温調節がうまく機能せず、自律神経が乱れて循環機能の低下・疲労感・免疫力低下などにもつながります。
冷え・むくみが女性に多い理由
女性に冷え性が多い原因のひとつとして、男性よりも筋肉量が少なく、皮下脂肪が多いことがあげられます。
筋肉には身体を動かすだけでなく熱を作りだす熱産生の機能があります。皮下脂肪には体温を維持する機能があり、温まりやすく冷えやすいのが特徴です。筋肉量が少なければ熱生産の量も少なくなり、皮下脂肪が多ければ一度冷えると冷えた状態が持続されやすくなります。
また、女性ホルモンの不調は月経の乱れや冷えにつながり、逆に冷えることで女性ホルモンの不調につながります。冷えによるトラブルの多くは婦人科系の症状となって現れる傾向があるため注意が必要です。
冷え・むくみと運動
冷えやむくみを改善するためには、筋肉量を増やして過度な皮下脂肪を減らし、血行を促進するような運動が効果的です。手軽にできる運動であれば、ふくらはぎのエクササイズやストレッチを行いましょう。帰宅時などに意識してウォーキングを行うとさらに効果的です。
ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれ、足元に下がった血液を心臓に戻す役割を持ちます。筋肉が収縮して血管を圧迫することで血流を良くする作用があり、これを筋ポンプ作用といいます。筋ポンプ作用で血流を改善し、冷えやむくみを対策しましょう。
まとめ
夏場のエアコンが効きすぎる環境では、特に女性で冷えやむくみにお悩みの方が増えます。女性ホルモンの乱れや婦人科系の症状にもつながる冷えやむくみは、早めにしっかり対策していきましょう。
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