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靴だけが原因じゃない!?外反母趾の基礎知識

外反母趾は、女性に悩む方が多い足のトラブルです。ヒールの高い靴を履き続けることが原因だという認識が一般的だと思いますが、靴だけが直接の原因ということはありません。ヒールを履かない男性や子供でも外反母趾になる場合があります。この記事では、外反母趾の基本から、予防に関する運動の効果を解説します。

外反母趾とは

足の親指のつけ根が外側に突き出し、親指が人差し指の方向にくの字に曲がってしまう状態を外反母趾といいます。親指の曲がる角度が20~30度は軽度、30~40度は中等度、40度以上のものは重度に分類されます。

逆に足の小指の付け根が外側に突き出し、小指が薬指の方向にくの字に曲がってしまう内反小趾という状態もあります。

主な症状

親指のつけ根の外側でぼっこりと突き出したところが痛みます。その突出部が靴との摩擦で炎症を起こし、ひどくなると靴を履いていなくても痛むようになります。

内反小趾の場合は小趾に力を入れて足を踏み出すことは少ないため、外反母趾よりも痛みは感じにくいといわれています。

主な原因

多くの原因はつま先の幅の狭い靴を履くことで、母趾の付け根から先が圧迫されて変形することで起こります。さらに、ヒールが高くなると足先にかかる体重の割合が増えて外反母趾のリスクを高めます。

この他に外反母趾になりやすい人の特徴として、つま先の形が人差し指より親指のほうが長いことや、足底のアーチが低下した状態である偏平足および開張足になっていることが、足の親指側にかかるストレスの増加を引き起こして症状を誘発します。

運動の作用と効果

外反母趾は、症状が重症化してくると運動による改善効果は期待できず、外科的な手術での改善になります。変形を戻すことは困難になるので、なによりも予防が大切になります。

足趾の運動によるアーチの改善

足には縦に2つ、横に1つのアーチがあります。このアーチが崩れてしまうことで、偏平足や開張足などのトラブルにつながります。代表的なエクササイズとしてタオルギャザーが挙げられますが、自分の力で足指5本をしっかりと動かし、タオルを握る・持ち上げる・離すという3つの動作を丁寧に行うことで、足底アーチを改善させるための筋肉が鍛えられます。

臀部の筋肉を強化することによる身体の歪みの改善

足の親指にストレスをかけている足底アーチの低下は、臀部の筋力低下が原因となることもあります。臀部の筋肉は股関節を外側に開く働きがあり、この筋が弱くなることで股関節が内側に捻じれて膝が内側を向いてしまいます。それによって脛が内側に捻じれて足部が内側に倒れこむ、という連鎖が下肢に起きることで偏平足につながる可能性があります。

まとめ

外反母趾は足の親指が小指側に曲がり、付け根の関節が外側に突き出す状態を指します。突出部が痛むことがあり、女性に多く見られる足の変形です。

メディカルパーソナルジムシープスでは、専門的なトレーナーが外反母趾の予防や改善に役立つ運動指導を提供しています。個々の症状に合わせたトレーニングを通じて、足の健康を保ちましょう!皆様からの体験のお申し込みをお待ちしております。

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