コラム
不整脈は正しい理解で体を動かそう!
不整脈と聞くと脈拍に異常がある病気と思われがちですが、不整脈は脈拍の異常ではなく、心臓のリズムの異常のことをいいます。一時的なものであれば問題はありませんが、病気によって不整脈を起こす場合もあるので注意が必要です。この記事では、不整脈の基本から運動の効果について詳しく解説します。
不整脈とは
私たちの心臓は、1分間に約60~80回の規則的なリズムで脈動しています。このリズムが乱れて遅くなったり速くなったりすること、または不規則に脈を打つ状態を不整脈と呼びます。不整脈には、治療の必要ないものから放っておくと命に関わる危険なものまで様々なものがあります。

主な症状
不整脈には大きく分けて、脈がとぶように感じる期外収縮、脈が速くなる頻脈、脈が遅くなる徐脈の3つがあります。また、不整脈というのは病名ではなく病態の総称をいい、心臓のリズムが乱れた状態をすべて不整脈といいます。
主な原因
不整脈は、病気に由来するものと生理的なものがあります。例えば、運動、精神的興奮、発熱などによって脈は速くなりますが、これらは誰にでも起こる生理的な頻脈といえます。一方、明らかな誘発がないのに、脈拍が突然120拍/分以上になる場合は病的な頻脈の可能性があります。頻脈になると動悸や息切れのほかに、胸痛、めまい、失神といった症状が出ることがあります。
このように、同じ症状の不整脈でも一時的なものであれば問題はありませんが、脈の乱れとともにめまいやふらつきなどの症状があれば、病的な不整脈の可能性があるので注意が必要です。
運動作用と効果
基本的に不整脈と診断されても運動を行うことは可能です。ですが、不整脈の種類や程度によってどこまで負荷をかけていいかは様々です。例えば、心疾患など病的な疾患を持っている場合は、強い負荷を心臓にかけることはできないので、軽い強度の有酸素運動が勧められます。
いずれにしても、不整脈の種類や程度によって運動の内容は異なるので、自己判断はせずに専門の医師に相談してから運動に取り組みましょう。また、運動中にめまい、動悸、息切れなどの症状がでたら、無理をせずに運動を中止しましょう。
まとめ
不整脈は、健康な人にも起こる一般的な症状です。一時的なものであれば問題ないですが、病気によって不整脈を起こす場合もあるので注意が必要です。症状が出現する場合は、自己判断をせずに専門の医師に相談しましょう。
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